スイマーのメンタルトレーニング

以下、11月18日付Swimming World誌。

自分の泳ぎとその目標について考えるとき、それはたいてい肉体的なことや、計測できるものについてである。

●レース本番でもっと速く泳ぎたい・・・
●自己ベストを4秒縮めたい・・・
●水中のドルフィンキックをもっと速くしたい・・・

そして日々の努力を、練習をよりハードにしたり、内容をよくしたりすることに費やす。その間、水泳におけるメンタルの視点というものが言わば置き去りにされる。

まあ、マズいことが出てくるまでは・・

大きな大会が近づいてきて、自分のトレーニングに疑いを持ち始める。

そうすることがパフォーマンスに影響してしまう、という思いにとらわれる。

練習の力加減をすることでダメになってしまうのではないか、と心配でたまらなくなる。

あるいは練習が上手くいかない時、目標到達のための努力に足りていない時、ストレスがたまる。

「メンタルの呪縛」によってコントロールを失う

精神的にタフであるということは、あなたが持っているものだったり、なかったりする。

そして特定のことに特定の反応を示すのが「なぜ」なのかが理解できず、「何が問題なんだよ、相棒」となる。

現実はこうだ。

練習でもっと速く、安定して泳ぎたいのならば・・・

自信をもってスタート台に上がりたいのならば・・・

今シーズン、あなたが塩素漬けのギャング団のごとく泳ぎたいのならば、マインドセット(考え方、物の味方)の作り方にとりかかる必要がある。

シンプルなメンタルトレーニング

メンタルで苦労する人に対して、私は共感する。

私はエージグループスイマーの頃、昔からよくいる精神的に揺れの大きい子供だった。

上手くいっているときはバカみたいにハイで、上手くいかない時は・・・推して知るべしだ。

モチベーションを一定に保つのは、私には難しい作業だった。頭の中が、結果がどうなるかで一杯だったからだ。

水の中でもっと上手にやる方法を見つけるのには、とても、とても長い時間がかかった。

私もあなたも知っている。あの沈み込む気持ち。レースでバテバテになってゴール板を叩き、電光板を見上げて、残念な結果を知る。

どてっ腹に砲丸を落とされるような気分だ。

練習で吐くような辛い思いをしたのに、それに見合う結果が伴わない。それが私が『Conquer the Pool(プールを征服せよ)
』を書いた大きな理由だった。

でも、主たる目標は?

メンタルトレーニングを、シンプルでわかりやすいものにすることだ。

つまるところ、あなたが自己最高のパフォーマンスを振り返った時、自信はともかくとして、何を体験したのだろうか?

それはclarity(明快さ、明瞭)だったはずである。

そのあたりのことは著書を読んでもらえればよい。

『Conquer the Pool』は、200人以上のNCAAや水連のコーチ、代表選手、NCAA優勝者などの協力とともに書かれた。

内容は3つに分けることができる。

第1部は、自分が水泳をするにあたって、最終的なゴールをどこに設定するかということだ。

第2部は、証明されているすべての情報、戦略、テクニックをつまびらかにして、あなたの泳ぎの練習をぶち壊すことである。

第3部は、ここが一番興味を持たれるところだろうが、いかにしてメンタル的にすべてを結集し、最も大事なレースでのベストパフォーマンスに結び付けるか、だ。
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それぞれのセクションにはワークシートがついていて、自分で情報を記入し、目標達成に役立てることができる。

ブーンビル・ドルフィンズ・スイムチームのヘッドコーチ、マイケル・チャップマンの弁。

「私はこの本をシニアグループの指導に使っている。口語調で書かれているので読みやすいし、ワークシートで双方向のやりとりができるのが他の本とは違うところだ。選手は個々の水泳におけるメンタル面の課題を、振り返って対応することができる。

エリートスイマーはマインドセットに取り組んでいる

金メダリストやNCAAチャンピオンなど、同著を目標達成に役立てている選手は数えきれない。

チーム単位で言えば、ノートルダム大、オーバーン大、ロンドン・アクアティック・クラブ、インディアナ・フージアーズ・スイミング・・・

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