決戦は木曜日(現地時間)
いやあ、いよいよ決戦だね。
4位の織田選手はせっかく信長の流れを汲んでるんだから、メダルとってエキシビションで能の「敦盛」をやってほしい。
「人間五十年~下天のうちをくらぶれば~ゆめまぼろしのごとくなり~」ってやつ。
以下、New York Times。(ロシア語は挨拶程度しか知らないので、プルシェンコの地元メディアは翻訳できません)
男子シングル・フリー演技の前夜、五輪史上最も接戦の、最もエキサイティングな戦いになるであろう日をひかえて、上位6人のスケーターが練習をした。
どの面々も、上から下まで黒ずくめの服であった。一様に硬い表情で、長いプログラムの通し練習をしていた。しかし、そのクールな自信家ぶりで知られる前回覇者、ロシアのエフゲニー・プルシェンコは、一人だけ時間を延長して演技のチェックをした。
「彼には他のみんなよりも大きなアドバンテージがある。それは金メダルを持っているってことさ」
アメリカのエヴァン・ライサチェクが言う。世界選手権覇者の彼は2位につけた。
「彼が精神的に強いのは、僕らが欲しいものを全部持っているからだ。だから、それを打ち破るにはメチャクチャ完璧な演技をしなくちゃならない」
27歳のプルシェンコは、1952年のディック・バトン以来となる男子シングルの五輪連覇に挑む。
が、それを阻む可能性のある選手が何人かいる。
上位3選手は並んでいるも同然である。ライサチェクはプルシェンコと0.55差。日本の高橋大輔は0.6差である。
勝負の分かれ目は、誰がミスなく滑るかである。そしてリスクをともなう4回転ジャンプ(英語ではquadruple=クァドラプル)を飛ぶかどうかだ。五輪チャンピオンで4回転を飛ばなかったのは1994年が最後であり、プルシェンコは、4回転に挑まないのは競技を退行させることだと言っている。
プルシェンコはショートで4回転を決めたが、ライサチェクも高橋も挑戦しなかった。きれいに決まれば、この技は単独のジャンプでは現在最高の得点を稼ぐことができる。
フリーでは、プルシェンコと高橋が4回転を入れると言っている。アメリカのジョニー・ウィアーは6位だが、彼ですら4回転をやるかもしれない。
「4回転がないんじゃ、悪いけど男じゃないよ」
プルシェンコはショートのあと、語った。
「そんなの男子フィギュアじゃない」
ライサチェクは先月の全米選手権のフリーで4回転に失敗したが、彼は4回転をめぐるトラッシュ・トーク(相手を挑発するおしゃべり)を意に介しない。今回は飛ばない予定である。それでも彼には勝つ自信がある。自分の強みである、見事なフットワーク、情熱的な音楽の解釈、そして素晴らしいスピンで勝負するのだ。
ショートの後、ライサチェクは泣きじゃくった。考えていたとおりの演技ができたからだ。4回転がなくても彼はプルシェンコの尻尾を捉えた。コーチのフランク・キャロルは、ライサチェクがフリーでも他の選手に負けず輝きを放つだろうと言う。
「4回転がそんなに差になったとは、私には思えない」
ショートについてキャロルは言う。
「エヴァンはスピンの一つでミスをして、レベル3だった。あれがレベル4ならトップに立っていただろう。これはリンゴとオレンジの問題だ(比較できないもの、という意味)。何をより重要だと考えるか?スピンやフットワーク、ステップ、スケーティング技術か?それともジャンプが強みなのか。結局はそこだよ」
4位の織田選手はせっかく信長の流れを汲んでるんだから、メダルとってエキシビションで能の「敦盛」をやってほしい。
「人間五十年~下天のうちをくらぶれば~ゆめまぼろしのごとくなり~」ってやつ。
以下、New York Times。(ロシア語は挨拶程度しか知らないので、プルシェンコの地元メディアは翻訳できません)
男子シングル・フリー演技の前夜、五輪史上最も接戦の、最もエキサイティングな戦いになるであろう日をひかえて、上位6人のスケーターが練習をした。
どの面々も、上から下まで黒ずくめの服であった。一様に硬い表情で、長いプログラムの通し練習をしていた。しかし、そのクールな自信家ぶりで知られる前回覇者、ロシアのエフゲニー・プルシェンコは、一人だけ時間を延長して演技のチェックをした。
「彼には他のみんなよりも大きなアドバンテージがある。それは金メダルを持っているってことさ」
アメリカのエヴァン・ライサチェクが言う。世界選手権覇者の彼は2位につけた。
「彼が精神的に強いのは、僕らが欲しいものを全部持っているからだ。だから、それを打ち破るにはメチャクチャ完璧な演技をしなくちゃならない」
27歳のプルシェンコは、1952年のディック・バトン以来となる男子シングルの五輪連覇に挑む。
が、それを阻む可能性のある選手が何人かいる。
上位3選手は並んでいるも同然である。ライサチェクはプルシェンコと0.55差。日本の高橋大輔は0.6差である。
勝負の分かれ目は、誰がミスなく滑るかである。そしてリスクをともなう4回転ジャンプ(英語ではquadruple=クァドラプル)を飛ぶかどうかだ。五輪チャンピオンで4回転を飛ばなかったのは1994年が最後であり、プルシェンコは、4回転に挑まないのは競技を退行させることだと言っている。
プルシェンコはショートで4回転を決めたが、ライサチェクも高橋も挑戦しなかった。きれいに決まれば、この技は単独のジャンプでは現在最高の得点を稼ぐことができる。
フリーでは、プルシェンコと高橋が4回転を入れると言っている。アメリカのジョニー・ウィアーは6位だが、彼ですら4回転をやるかもしれない。
「4回転がないんじゃ、悪いけど男じゃないよ」
プルシェンコはショートのあと、語った。
「そんなの男子フィギュアじゃない」
ライサチェクは先月の全米選手権のフリーで4回転に失敗したが、彼は4回転をめぐるトラッシュ・トーク(相手を挑発するおしゃべり)を意に介しない。今回は飛ばない予定である。それでも彼には勝つ自信がある。自分の強みである、見事なフットワーク、情熱的な音楽の解釈、そして素晴らしいスピンで勝負するのだ。
ショートの後、ライサチェクは泣きじゃくった。考えていたとおりの演技ができたからだ。4回転がなくても彼はプルシェンコの尻尾を捉えた。コーチのフランク・キャロルは、ライサチェクがフリーでも他の選手に負けず輝きを放つだろうと言う。
「4回転がそんなに差になったとは、私には思えない」
ショートについてキャロルは言う。
「エヴァンはスピンの一つでミスをして、レベル3だった。あれがレベル4ならトップに立っていただろう。これはリンゴとオレンジの問題だ(比較できないもの、という意味)。何をより重要だと考えるか?スピンやフットワーク、ステップ、スケーティング技術か?それともジャンプが強みなのか。結局はそこだよ」

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