世界水泳2009 ピアソル王者の意地

第6日を終えてのUSA TODAY。
―――マイケル・フェルプスは、金曜日の800リレーの第1泳者で普段のスピードがなかった。

それでもアメリカチームは世界記録を100分の1秒更新し、フェルプスは今大会3つ目の金メダルを獲得した。

「チームメイトに助けてもらったよ」
フェルプスは言った。

200Baでは、アーロン・ピアソルが4日前に100mで決勝進出を逃し悔しさをバネに「一生に一度のレース」を見せ、200では2005年の世界選手権以来となるメジャータイトル獲得となった。

「これまでで最高のバックストローカーたちとレースがしたかった。彼らが最高の状態でね」
ピアソルは言った。1分51秒92は自らの記録を1秒以上更新するものだった。
「そういう意味では、このレースはこれまでのどのレースよりも大きな意味を持つだろう」

100Baの準決勝でピアソルは自分の位置を見誤り、決勝に進めなかった。100で3連覇中の王者はスタンドで見つめるしかなかった。

「100があんな結果に終わったおかげで、200は考えられないようなことができたんだと思う」

アメリカの同僚ライアン・ロクテは2007年世界選手権と北京でピアソルを破ったが、3位に終わった。日本の新鋭、入江陵介が2位。

エリック・シャントーは200Brの決勝で2位となり、「ゾクゾクして、がっかりした」。優勝したハンガリーのダニエル・ギュルタとは100分の1秒差であった。11ヶ月前、シャントーは睾丸ガンの手術を受けた。それだけに、たとえ紙一重で金メダルを逃しても大喜びだった。

「泳ぎそのものは信じられないくらいよかった」

金曜日のフェルプスの泳ぎはリラックスしすぎていた。ドイツの1番手は200で彼を破ったパウル・ビーダーマン。リレーでフェルプスが1分44秒49だったのに対し、ビーダーマンは1分42秒81の好タイムだった。

「私のミスだろう。選手に『イーブンで行け、飛ばしすぎるな』って言ってたんだ」
コーチのボブ・ボウマンが言う。

それでも選手層の厚いアメリカ――リッキー・バーンズ、デビッド・ウォルターズ、ロクテが盛り返し、ドイツのリードはあっという間に消えた。ドイツは5位。ロシアが唯一アメリカに肉薄して、アメリカに送れること0.6秒の銀メダル。アメリカの優勝タイムは6分58秒55だった。

オーストラリアが銅。

これより前、100Flyでのフェルプスとの対決を前に、ミロラド・チャビッチが強烈なメッセージを送った。準決勝で世界新をマークし、あと少しで史上初の50秒切りというところまでいった。

北京ではオレが勝っていたと今でも思っているセルビア人は、いつもの好スタートを切り、50を世界記録ペースの2位でターン。タイムは50秒01で、フェルプスが全米選手権でつくった50秒22を更新した。

フェルプスは別の組のトップで50秒48。決勝ではチャビッチと隣同士で泳ぐ。

チャビッチの記録は今大会34個目の世界新だった。アホか!

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